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あなたは理系? 文系? 進路選択のときに何を考えますか

あなたは、自分が理系なのか文系なのか、成績以外の理由で考えたことがありますか?
経済産業省が進学者の文理選択の理由を調査したところ、理系進学者と文系進学者では傾向が分かれるという結果が出たという記事が、2月25日付けの日本経済新聞にて紹介されています。

調査によると、「学びたい、関心のある分野との関連性」を重視した割合は、理系進学者が35.4%なのに対し、文系進学者は28.9%。「将来希望する仕事との関連性」でも理系は13.1%、文系は7.1%となっています。これは理系進学者が長期的な視点で学部選びをすることに対し、文系進学者は「理数科目が苦手である」「有名大学に入りやすい」という現実的な理由で選択した人が多いとも言えるようです。また、文系進学者の46.7%が「数学や理科が不得意でなければ理系を選んでいた」と回答したことから、入試科目を理由に進路を決めた進学者も多いと考えられます。

文理選択はいつの時代も大学進学を考える人にとって難しい課題です。教育現場では理系離れが指摘されており、文系、理系を問わず高校までの間に目的意識を持たせる教育を充実させることが重要であると、教育関係者は重要視しています。

理科や数学を「苦手」と感じている学生は、理系が「向いていない」のはなく、学習のペースがつかめていないのかもしれません。これは「英語・国語が苦手だから理系」と考えている人も同様でしょう。また、「英語が得意だから」「グローバル社会だから」という理由で英語が学べる文系学科を選ぶということも、「英語を使って何をしたいのか」を視野に入れてみると、経済学や経営学を学ぶほうが良いという可能性もあります。

大学入試の仕組みや学部・学科構成が複雑化する中、科目の得意不得意だけで文理選択を決定することは、自分の可能性を狭めることに繋がりかねません。
文理選択は、「自分はどんなことに関心を持つ人間なのか」と自己分析し、学習スタイルを見直すことができる大切な機会でもあります。自分の過去も振り返りながら、未来の学びの場所や仕事のフィールドをイメージし、たっぷりと時間をとって考えてみてくださいね。

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